久しぶりに小説。※エレリ

「エレン?」

「や、あ…の、兵長?これ、は、何ですか…?」

「何って…見たかったんだろ?」




「…海が。」

目の前に広がるのは、血の海だった。







些細な一言で狂った。




「兵長は海見たことあるんですか?」

アルミンに聞いた

塩がたくさんある宝の水。


「…まぁ、ある事はあるが。」

「へぇ…!いいなぁ…」


「見たいか?」

「えっ?見れるんですか!?」

「…そうか…。」



…こんな事、言わなければよかった。







「ぁ、兵長、何して、」

「海、見せてやるよ」


何で兵長は人を斬ってるんだ


何で俺はこれを止められない?


海が見たいから?


このまま見ていれば海を見れる?


…この惨劇を?


「…何故喜ばないエレン」

「っだって、へいちょ、ひとが死んでっ!」


「海が見たいんだろう?」



…っ駄目だ、この人は知らないんだ


「…エレン…?」


「兵長、俺は海が見たいです。」


「でも、それ以上に貴方がおかしくなるのを見ていられないんです」


「エレ…」


「好きなんです。」

そういって俺は兵長をより一層強く抱きしめる。



伝わっただろうか?


「エレン…俺はどうしたらいいんだ…?」


…簡単ですよ、


「俺を、愛して下さい」






少しクサかったかもしれないけど、

兵長が笑っているならそれでいい。







そこら中に転がる死体。

俺の為に死んでしまった。


兵長が俺を歪んだ愛で愛してくれた様に、


今度は俺が貴方の為に尽くそう。


貴方が泣く様な事があれば












その時は、







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すいませんでした